「魔術」を行う人のことを「魔術師」と呼びます。といっても映画のようにローブやマントを着ていたり魔法の杖を持って出歩いていたりするわけではありません。外見は普通の人とまったく一緒です。みなさんと同じように一般的な社会生活を送っています。
魔術師の基本は「読み書きそろばん」と言われます。これは社会的な生活という基盤をまずは作りましょうということです。人間の心理として、実生活が困窮していたり満足がいっていないと変化を避ける傾向にあります。逆に収入や生活が安定していると、新しいことにチャレンジしてみようという活力が沸いてきます。よく考えてみると、生活が苦しい時に変化を求め、安定している時には現状維持を望むように思えますが、実は逆なのです。
「魔術」はもちろんどなたでも学べますし使えるようになりますが、それなりにトレーニングもあります。日常とは違うことをいきなりやろうとするとなかなか続きません。途中で断念しないためにもぜひ自分の目標を設定してみてください。最初の内は「1日5分瞑想する」のように続けられそうな目標を紙に書いてみましょう。人は21日間継続できたことは一生続けられると言いますので、21日を目標にしてみるのもいいかもしれません。魔術のトレーニングをひとりで淡々と続けていくのには相当な精神力が必要です。同じ道を志す仲間と出会いモチベーションを高めましょう。