アートマ体は、スピリチュアルな観点から見ると、私たちの本質である魂そのものを指し、最も高次の純粋な精神的存在層です。アートマはサンスクリット語で「自己」や「魂」と訳され、これは個人の一時的な特性や物理的な身体を超えた、普遍的で変わらない真我を意味します。アートマ体は、エーテル体、アストラル体、メンタル体、ブッディック体などの他の細かいエネルギー体と異なり、純粋な意識と結びついており、個人の真の自己と直接的なつながりを持ちます。
アートマ体は、宇宙の根本的な一部として、すべての生命と普遍的なエネルギーとの間の本質的なつながりを示しています。この理解は、私たちが単なる肉体的存在ではなく、より大きな宇宙的意識の一部であることを認識することを促します。アートマ体は、永遠で不変の存在であり、生まれ変わりや転生を通じてもその本質は変わらないとされます。
スピリチュアルな探求において、アートマ体への認識は、自己実現と解放の最終的な目標とされることが多いです。瞑想やヨガ、霊的実践を深めることで、私たちは徐々に自己の外側の層を超えてアートマ体に到達し、最終的には自己の本質と完全に一致する経験、すなわち悟りや解脱を迎えることが可能となります。この過程は、真の自己理解と普遍的な愛との深い結びつきをもたらし、生命の真の意味と目的を明らかにすることに貢献します。